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【野口裕之の軍事情勢】中国の「非友好的な国」調査で見事1位に輝いた豪州 中国の「自滅」が世界を救う

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 2015年9月に政権を担った豪ターンブル政権は、人民解放軍海軍の示威航海が記憶に残っていたはず。にもかかわらず、蜜月関係を絶ったのは16年以降。中国の王毅外相は「関係を改善したいのなら色眼鏡を外して、中国の発展を見てほしい」と、駐豪大使は「中国に無責任かつ否定的な発言が目立つ。(貿易などで)望ましくない影響が出るかもしれない」と、すごんでみせた。

 こんな具合に、中国は自らの脅威を誇るが如くまき散らし、友好関係だった豪州を敵性国家へと誘った。賢者を自任する中華帝国としては「間」が抜けている。《自滅する中国/なぜ世界帝国になれないのか=芙蓉書房》の著者エドワード・ルトワック氏は、一方的勝利継続は相手の反動を呼び、結局は自らを滅ぼす逆説的論理《勝利による敗北》を説く。すなわち-

 《国際常識を逸脱した台頭・侵出は畢竟、各国の警戒感や敵愾心を煽る。中立的国家はじめ、友好国の離反まで誘発。敵対国同士の呉越同舟さえ促す。斯くして各国は連携・協力し、場合により同盟まで結ぶ。情勢は中国に次第に不利になり、その大戦略・野望は挫かれる》

 中国の「間の悪さ」=戦略的錯誤→中国の孤立という悪循環、否、好循環が地球を救うのだ。

 ところで、朗報がある。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報が掲載したネットユーザー向け《2017年 中国に最も非友好的な国》調査で、豪州は6割を獲得し、見事1位の栄誉に輝いた。言い換えれば、「模範外交実践国家」だと認められたのである。

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