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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】米韓同盟が「漂流」し始めた? 文在寅政権が対北軍事訓練を続々と中止

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 UFGが中止となったことを受けて、韓国政府は7月10日、UFGの一部である「乙支訓練」の無期限延期を決めた。

 UFG中止をめぐる米国の決定は「米朝対話を円滑に進めるため」であり、計画の猶予はあくまで「一時的な中止」との位置付けだった。だが韓国側は、「乙支訓練」を早々に見直し、別の演習「太極演習」と合体したうえで、「北朝鮮の武力攻撃に加えて一般のテロや災害などに備える官民軍の訓練モデルに変更する」と発表したのだ。

 現在、韓国では、政府が一方的に「乙支訓練」をUFGから切り離したことで、来年以降のUFG自体が廃止される可能性が取りざたされている。

 南北融和を最優先する文政権は、米韓合同演習を無期延期に持ち込みたがっている。韓国軍関係者には、「米韓同盟の漂流」を懸念する声が小さくないが、韓国メディアで大きく取り上げられることは少ない。また、米朝間の非核化協議はすでに長期化が必至の様相で、そうなると米韓合同軍事演習の中断も長期化しそうだ。これは韓国側の「在韓米軍不要論」と米側の類似の世論を誘発するといわれている。

 旧称を含むUFGの歴史で、米側「フォーカスレンズ」中止は湾岸戦争で中止された1990年以来28年ぶり、韓国側「乙支訓練」を含むUFG自体の中止は42年ぶりとなった。米韓同盟の質的転換が始まったことは間違いない。

韓国軍も縮小?

 UFG中止のあと、米韓海兵隊が年に複数回行ってきた海兵隊合同演習(KMEP)も無期延期となった。また韓国軍は、南北軍事境界線の北西島嶼部で実施してきた自走砲などの射撃訓練も中止した。

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