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【安倍政権考】豪雨で断水した宇和島に陸送されたのは、東京五輪の設備だった 迅速復旧に政府・自治体・企業がタッグ

愛媛県宇和島市の土砂崩れ現場=7月8日(共同通信社ヘリから)
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 西日本豪雨で大量の土砂や流木が流れ込み、愛媛県宇和島市の吉田浄水場の送水がストップした。そこで断水を解消するための代替浄水施設に大型の濾過(ろか)装置が設置されることになった。実はこの装置、2020年東京五輪のカヌー・スラローム会場で使われることになっていたもの。被災地の復旧を最優先に、政府や東京都、企業などが尽力し、結果的に通水開始は当初の見通しを大きく上回る8月上旬に早まる見込みだ。

 「工事してから3週間くらいで水を出せると思っていたが、2カ月かかると聞き、どうしてそんなことになっているのか、地元に問い合わせた」

 厚生労働省水道課の担当者は豪雨直後の様子を振り返る。吉田浄水場は宇和島市吉田町と三間町の約6700世帯に水道水を供給していた。7月7日の豪雨で山の斜面が崩れ、土砂や流木が浄化槽に流入するなど壊滅的な被害を受け、運営主体の南予水道企業団は別の場所に代替施設をつくることを決めた。

 ここで問題が発生した。厚労省が問い合わせると、地元からは「浄水装置がない」という声が上がった。

 「そういうことか」。厚労省の担当者にも思い当たるところがあった。代替施設は複数の濾過装置が必要になるが、処理能力の高い大型は製造に時間がかかり、メーカーも在庫を抱えたがらない。

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