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【阿比留瑠比の極言御免】「野党不信任案」を提出したい 

 衆院本会議で内閣不信任案を提出し趣旨弁明を行う立憲民主党・枝野幸男代表=20日午後、国会(春名中撮影)
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 もし国会に「野党不信任決議案」という制度があれば、ぜひ提出して可決、成立させてもらいたい。今国会の野党の振る舞い、そのていたらくを見ていてつくづくそう感じた。野党はとにかく感情的だったと断じざるを得ない。

 「憲政史上最悪の政府の対応、与党の横暴というそんな国会」

 立憲民主党の枝野幸男代表は、20日の党両院議員総会でこう強調した。確かに財務省による決裁文書改竄(かいざん)、財務事務次官のセクハラ疑惑、文部科学省局長の息子の大学裏口入学…など行政側にいくつも不手際があったのは事実である。

 その点は政府も大いに反省すべきだし、綱紀粛正に努める必要がある。安倍晋三首相も20日の記者会見で「行政のトップとして、深くおわびする」と述べた。

 ただ、野党が今国会でしてきたことといえばスキャンダル追及、特に贈収賄も何も出てこず、臆測が根拠の「モリ・カケ」騒ぎばかりではないか。

 「(野党が追及しているのは)モリ・カケばかりではない」

 枝野氏は20日の衆院本会議で、安倍内閣不信任決議案を提出した趣旨説明の中でこう述べつつ、「全貌解明に至るまで追及を続ける」とも主張した。だが国会質問を見る限り、昨年中から何度も同じ質問を繰り返すばかりである。あと10年でも好きなだけ「モリ・カケ」と唱えていればいいが、生産的ではない。

 揚げ句の果てに、自らが提出した法案の審議も拒否して「18連休」を楽しんでいた。野党は自分たちはいてもいなくても変わらないのだと、自らの存在意義を否定したといえる。

 言葉遣いの汚さも、国権の最高機関たる国会の権威をおとしめている。

 「大嘘つき」「嘘つきほら吹き」「ミソもクソも一緒にするな」

 衆院本会議で枝野氏はこう安倍政権を罵倒した。19日の参院内閣委員会では、石井啓一国土交通相に「人殺し大臣」とやじを飛ばした立憲民主党議員もいた。

 今国会では、与野党双方から党首討論の形骸化も指摘された。国会が現状のままなら、政治不信・嫌悪は今後も高まるばかりだろう。

(論説委員兼政治部編集委員)

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