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【アメリカを読む】左派のプロパガンダに乗り始めた米民主党…感情論に傾く「不法移民問題」の危うさ

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【アメリカを読む】
左派のプロパガンダに乗り始めた米民主党…感情論に傾く「不法移民問題」の危うさ

 民主社会主義者を名乗る米国の若者たちが不法移民の強制送還を担当する移民・税関捜査局(ICE)廃止論を政治運動に使っている。野党・民主党も不法入国者の親から子供を引き離して収容する問題を作ったトランプ政権の「不寛容政策」を象徴する機関として同局を目の敵にし始めているが、11月の中間選挙での得票を狙ってこのプロパガンダに飛びつけば、民主党は取り返しのつかないしっぺ返しを受けることになる。(ワシントン 加納宏幸)

 「ICEを廃止しろ!」「恥を知れ!」

 ICEを所管するキルステン・ニールセン国土安全保障長官は6月、ホワイトハウス近くのメキシコ料理店で夕食をとっていたところを若い左翼活動家たちのヒステリックなかけ声に妨げられ、食事を切り上げざるを得なかった。

 政治団体、米民主社会主義者(DSA)の首都ワシントンの組織は抗議活動の模様をソーシャルメディアで発信し、資金集めに利用している。主流メディアは、活動家らのこうした非常識な振る舞いをこぞって放送した。

 DSAは下院ニューヨーク州第14選挙区の民主党予備選でもICE廃止を訴える女性アレクサンドリア・オカシオコルテス氏(28)が現職を破って勝利するのに貢献した。

 「彼女はICE廃止要求を選挙対話の一部とするための(戦略の)中核をなしており、廃止論を代表し続けてくれるはずだ」。DSAはこんな声明を発表した。若者向けに「ICEを廃止せよ」とプリントした真っ赤なTシャツも売り出し、運動の拡大にICE廃止論をフル活用している。

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