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【防衛オフレコ放談】「すべての道はインド太平洋に通ず」 PKO支援、能力構築、島サミット… 縦横無尽に中国牽制

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【防衛オフレコ放談】
「すべての道はインド太平洋に通ず」 PKO支援、能力構築、島サミット… 縦横無尽に中国牽制

ナイロビでタンザニア陸軍工兵に重機の使い方を教育する陸自隊員(陸自提供)=2017年6月 ナイロビでタンザニア陸軍工兵に重機の使い方を教育する陸自隊員(陸自提供)=2017年6月

 米太平洋軍が名称を「インド太平洋軍」に変更し、軍としてもトランプ政権が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」を推進する姿勢を鮮明にした。インド太平洋戦略は安倍晋三首相が提起したもので、本家といえる日本政府内でも戦略の具体化が活発化している。ある政府高官は「縦横無尽で、すべての道はインド太平洋に通ず」と指摘する。(社会部編集委員 半沢尚久)

■PKO派遣を支援

 記事に添付した写真(陸上自衛隊提供)は昨年6月にケニアの首都ナイロビで撮影されたもので、陸自隊員がタンザニア陸軍工兵に重機の使い方を教える姿が写っている。国連平和維持活動(PKO)へのアフリカ各国の派遣を支援する「早期展開プロジェクト」と呼ばれる。

 「早期展開」はPKOに派遣される部隊が要員と装備品を備え、ニーズに即応する形で速やかに活動を始めることを指し、早期展開プロジェクトはその活動を支援する。平成26年9月の第1回PKOサミットで安倍首相がアフリカで開始する方針を表明し、27~29年に5回にわたりケニアで同国やタンザニアなど4カ国の国軍要員らに訓練を行った。

 政府はプロジェクトに38億円を拠出し、PKOに必要な重機のレンタルや訓練の経費に充てている。訓練には陸自隊員らを教官として送り、2カ月程度の訓練期間に重機の操作や整備に関する教育を行っている。

 資金提供と教育の両面を担っており、政府高官は「革新的な取り組みとして国連で評価が高い」と口をそろえる。

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