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【国際情勢分析】アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も

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 中国の古文書には、世界三大美女の一人と呼ばれる唐代の楊貴妃(8世紀)が美容のために阿膠を愛用していたことが記されており、清代に権勢を誇った西太后(19世紀)も阿膠を服用して不妊治療に成功し、同治帝を産んだとされる。

 非常に高価であったため、古来、庶民が手にすることは不可能だったが、近年では所得が上がって高根の花ではなくなり、売り上げが急伸。日本でも通販で100グラム当たり5000円前後で売られている。

需要は年400万頭

 阿膠の人気爆発に伴って、中国でも当然、ロバが激減している。国営メディアによると、1996年には940万頭いたが、2015年には550万頭にまで減り、現在では300万頭近くにまで減少したとの推計もある。このため、新たな供給源をアフリカに求めたのだが、需要に供給が追いつかず、ロバの皮の値段は上昇の一途だ。業界団体である山東省阿膠協会によると、ロバの皮は10年には1頭当たり80ドル(約8900円)前後で取り引きされていたが、現在では400ドルを超えているという。

 中国の阿膠市場の63%を占める業界最大手「東阿阿膠」の秦玉峰会長(60)はAP通信の書面インタビューで、「アフリカでは機械化が進んだことで農作業や運搬業務でロバの需要が減り、そもそも飼育・繁殖数が減っていることが、減少の原因だ」と答えている。一理あるとしても、激減の背景に阿膠があるのは火を見るより明らかだ。

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