産経ニュース

【国際情勢分析】アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【国際情勢分析】
アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も

ケニア北西部のナイバシャにある食肉処理場で無造作に捨てられたロバの残骸。中国の爆買いでケニアではロバが絶滅の危機に瀕しようとしている=2017年5月(AP) ケニア北西部のナイバシャにある食肉処理場で無造作に捨てられたロバの残骸。中国の爆買いでケニアではロバが絶滅の危機に瀕しようとしている=2017年5月(AP)

 アフリカで生活に欠かせない家畜であるロバの数が、激減している。原因は中国の「爆買い」だ。ロバの皮から抽出する膠(にかわ=ゼラチン)を原料にした美容効果のある中国古来の生薬が、近年の経済発展に伴う国民の富裕化を背景に中国で飛ぶように売れているのだ。中国国内ではロバの供給が足りず、新たな調達先として業者が目につけたのがアフリカというわけだが、放置すれば絶滅の危機に直面しかねず、ロバの盗難も多発し、ロバの皮の輸出を禁止する国が相次いでいる。(外信部編集委員 佐渡勝美)

「5年でいなくなる」

 「ショックで言葉も出なかった。何でこんな目に遭わなくてはいけないんだ」

 東アフリカのケニア北西部の村、ナイバシャに住むジョセフ・カリウキさん(37)は、AP通信にこう訴えかけた。

 カリウキさんはロバを10頭以上飼い、ロバで水や木材、生活用品を運ぶ仕事で生計を立てているが、先月、3頭が盗まれ、近所で皮をはがれた死骸となって発見されたのだった。

 「かつてロバの盗難なんてありえなかった。中国からの特需で高値がつき、こうした事態を招いた」。こう言うとカリウキさんは「このままでは早晩、子供たちに『かつてこの村にもロバがいたんだ』と言わなくてはならなくなる」と憤慨した。

続きを読む

このニュースの写真

  • アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も
  • アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も
  • アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も
  • アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も
  • アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も
  • アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も
  • アフリカでロバ激減!…中国「爆買い」が生活直撃 美容エキス人気で盗難事件も

「ニュース」のランキング