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【原発最前線】「電圧設定ミス」で福島第1・3号機の燃料取り出し延期? 東電の初歩的過ぎるトラブルにあぜん

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 ここでトラブルの概要を説明すると、問題が起きたのは、3号機の使用済み燃料プールで冷却されている燃料を詰めたキャスクと呼ばれる容器をつり上げて運搬するクレーンの制御盤。3月16日に電源を入れたところ、電源回路などで警報が発生した。部品交換後、5月11日にクレーン操作をした際、やはり電源回路で警報が出て、制御盤が焦げているのが確認された。

 原因は、本来は電圧480ボルトで動作する制御盤が、制御盤を出荷した米国の工場で380ボルトに設定され、動作確認した国内の工場では420ボルトに設定。これを3号機で定格通りの480ボルトで動かしたところ、一部が高温になって焦げ、絶縁物が熱で変形し、ショートを引き起こしていた。

「理解しがたい」

 規制委の更田(ふけた)豊志委員長は6月27日の定例会見で「理解しがたい技術的問題だ」とトラブルに言及し、7月4日には「米国で作るときには380ボルトでチェックし、国内の工場で420ボルトでセットして、480ボルトで使って焦がしました、と。使用済み燃料取り出しという非常に重要な作業のカギとなる機器の設定なのに、これはうっかりミスなのか」と規制委の廃炉担当者に厳しく問いただした。

 伴信彦委員は「東電の組織が縦割り構造で、部署間の風通しが良くないと従来言われている。今回の背景にそれがないのか追及してほしい」と要望した。

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