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【ビジネス解読】韓国鉄鋼一人負け!? 米輸入制限適用除外も、譲歩あだに

 韓国経済新聞によると、クォータ対象品目の対米輸出は4~5月に34.1%減少した。同品目は17年の対米鉄鋼輸出額の73.6%を占めている。「海外の鉄鋼メーカーは関税を負担しても昨年より10%以上高い価格で販売できる」(米鉄鋼業界関係者)という状況にあって、韓国メーカーは厚い利幅の製品の輸出を増やす好機を逃さざるを得なくなっているというわけだ。

 日米両政府は、茂木敏充経済再生担当相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表による新通商協議を7月から始める予定だ。新協議でトランプ政権はFTAを視野に、不均衡解消の要求を強めるとみられる。

 日本は米国に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)復帰を促し、FTA交渉を回避したい考えだが、トランプ政権は日本にとっては影響の甚大な自動車の輸入制限の発動をちらつかせ譲歩を迫る可能性もある。

 しかし、安易な譲歩は日本経済の先行きに禍根を残すことにもなりかねない。韓国の事態を他山の石とする必要があるのではないか。(経済本部 本田誠)

 米国の鉄鋼輸入制限 トランプ米政権が安全保障上の脅威を理由に、鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税をそれぞれ課す措置。現状の輸入を放置すると米国の鉄鋼産業などが弱体化し、有事に軍の需要に対応できなくなるとの考え方に基づいている。(共同)

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