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【ニュースの深層】ライフライン以外にも“教訓” 夏場に起きた大地震 専門家「暑さに応じた備えを」

閉鎖された御堂筋線江坂駅=6月18日、大阪府吹田市
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 交通網は混乱し、橋の上は帰宅困難者であふれ、ライフラインは寸断状態。観測史上初めて大阪の街を最大震度6弱の揺れが襲った6月18日の大阪北部地震は「都市型災害」の課題を改めてわれわれに突きつけた。今回の地震から学びたい教訓の中でも、専門家らが重要視するのが「夏場」の発生における災害対策。熱中症や感染症、遺体安置所の衛生環境…。2020年東京五輪・パラリンピックを控え、夏場に首都直下地震が起きた場合の被災シナリオをしっかり描き、対策を考える必要がある。(社会部 中村翔樹)

衛生面に注意を

 「体調はいかがですか」。地震発生から4日後の6月22日。大阪府茨木市内の避難所の1つ、市立天王小学校の体育館では、看護師らが高齢者らにこう声をかけていた。大阪管区気象台によると、この日は同市に近い枚方市で最高気温31・1度を記録。大阪市でも30度を超え、この夏一番の暑さになった。体育館にはこの日昼過ぎ、扇風機が運び込まれた。

 大阪府の災害対策本部によると、今回の地震では被害が大きかった高槻、枚方、茨木の各市に対し、府側が扇風機や工事不要のスポットクーラーなど計60台以上を支給した。

 府内では6月28日午前現在、39避難所に171人が身を寄せており、保健師らが定期的に巡回して熱中症や感染症への予防に注意を呼びかけているという。

 これまでにこうした症状を訴える高齢者らは確認されていないが、災害対策本部は「共有トイレなどの衛生面には、今後も注意しないといけない」と話している。

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