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【iRONNA発】都市防災 東京より意識の低い大阪が今やるべき地震対策 生田英輔氏

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【iRONNA発】
都市防災 東京より意識の低い大阪が今やるべき地震対策 生田英輔氏

大阪府高槻市立寿栄小の校門前の献花台で手を合わせる浜田剛史市長 大阪府高槻市立寿栄小の校門前の献花台で手を合わせる浜田剛史市長

 しかし、主要構造部が耐震化されても学校施設全体の老朽化は進んでおり、東京都や大阪府の大都市圏は築30年以上の公立小中学校が面積換算で約7割にのぼり、全国平均の57・5%(25年3月、文科省)を上回る。法令違反は言語道断であるが、あらゆるモノは時間の経過とともに劣化するのが常であり、管理者や使用者は適切に維持管理をすべきだ。

 地震時でなくても校舎外壁の落下や手すりの損壊などは起こり得る。ブロック塀を含む学校施設の付属物の安全対策はまだまだ不十分で、ブロック塀に限らず早急な点検と補修が必要である。

 また、大阪府内のブロック塀については、大阪が全国一の面積となる「地震時等に著しく危険な密集市街地(国土交通省)」の中の細街路でも多く見られる。塀の高さが道路幅を上回るような道路を通行中に地震が発生すれば、まさに逃げ場がなくなる。そして、建物や塀の下敷きになったとき、より大きな被害を受けるのは体重が軽い子供と高齢者というのが過去の災害で明らかになっている。

 目立つ平均以下

 では、対策はどうすればいいだろうか。補強や固定は基本だが、すぐにできる対策もある。子供に関しては通学路沿いの塀を点検し、遠回りになっても安全な広い道を選ぶことや、大人同伴での通学を推奨することだ。

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