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【原発最前線】「現行基準見直し」の声ない放射線審議会 福島の教訓を提示へ

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 事務局は「関係者にも相談したが、基準見直しは現場が混乱し、風評被害も懸念されるとのことだった」と舞台裏を明かす。「この7年の間に放射線審議会として言えるものはあったと思うが、今更時間を元に戻すのは難しい。忸怩(じくじ)たるものはあるが…」

 福島の教訓は審議会が昨年まとめた「放射線防護の基本的考え方の整理」の補足に位置づけられる見通しで、次回総会で事務局が原案を提示し、議論される。どのような形で、どれだけの説得力を持てるのか。次回議論を待ちたい。

福島第1原発事故後の放射線基準 事故から1年後の平成24年4月から適用されている食品の放射性セシウムの基準値は、1キロ当たり一般食品100ベクレル▽飲料水10ベクレル▽牛乳50ベクレル▽乳児用食品50ベクレル。一律1200ベクレルの米国などより大幅に低いほか、食品の50%が汚染されていると仮定しており、現状とのずれも指摘されている。また、除染の目安とされる毎時0・23マイクロシーベルトについては、外部被曝線量は空間線量の0・6倍とした算出根拠に対し、住民の個人線量計による計測で0・15倍とする研究結果などが発表されている。

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