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【アメリカを読む】かつて「投資の墓場」だった北朝鮮 トランプ政権が示した“バラ色未来図”の現実味は?

北朝鮮・平壌の店舗で商品を手に取る少年。北朝鮮経済は「離陸前」の段階だ=2017年6月(AP)
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 北朝鮮が完全な非核化に進み、対外関係が正常化すれば、海外から投資が流れ込む“輝かしい経済発展”が待っている-。12日の米朝首脳会談では、トランプ米政権がそんな将来像を描いてみせた。北朝鮮には共産主義の友誼国、中国という手本もある。だが欧米の専門家の間では、過去に進出企業が失敗を重ねた「投資の墓場」の北朝鮮で、外資主導の発展を疑問視する見方が根強い。(ワシントン 塩原永久)

 「会談が終わるころ、ビデオを金氏にみせた。iPad(アイパッド)を使ってね。彼らは心を奪われていたようだ」

 トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談後、記者会見でそう明かした。ビデオとは、金氏の映像を交えた4分ほどのプロモーション映像で、核戦争を連想させる場面の一方、先端技術を採り入れて発展した北朝鮮経済の“未来図”をドラマチックに演出したものだった。

 首脳会談に際してトランプ政権は、「北朝鮮が正しい道を進めば、外国からの投資、そのほかの経済機会が開ける」(ポンペオ米国務長官)と北朝鮮側に示唆し、金氏に非核化に向けた決断を促したとみられる。

 外国企業にとって北朝鮮に投資する魅力とは、鉱物資源や、低賃金の労働力だと専門家はみる。

 北朝鮮経済に詳しい米シンクタンク「外交政策研究所」研究員のシルバースタイン氏は、「特に安価な労働力は海外のコングロマリットを引きつける要因になる」と指摘する。

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