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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】「非核化」を“核軍縮交渉”に転落させた米朝首脳会談の米戦略ミス

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(4)共同声明への「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」の不記載

(5)非核化期限の不記載

(6)金正恩氏の世界デビュー

(7)日韓への不意打ち

(8)中国の安全保障への貢献

(9)米国内の評価をめぐる不協和音

(10)核ミサイル開発完成への時間的猶予および金正恩氏の安全

 米韓合同軍事演習中止に関しては「いつでも再開できる」としているが、一旦、中止したものを再開するには根拠が必要だ。しかし、北朝鮮は「安全の保証」を維持するため、今後は対話路線を継続することが予想される。

偽造はお手のもの

 米国の求める非核化の具体策についても、さまざまな偽装工作で国際社会を欺くだろう。会談前、北朝鮮関係者は「米国の要求はすべて受け入れる方針」としたが、非核化については「北朝鮮ですべての核弾頭を探すのは、森のなかで弁当箱に入れたサラミを探すようなもの」と述べた。

 北朝鮮は疑念払拭のためには数個の核弾頭の国外搬出に同意する可能性もある。歴史も指導者のカリスマもドルやタバコも偽造してきた国である。非核化の偽造などお手のものなのだ。米国が「疑惑の施設」への自由な査察を申し入れても、隠匿する意志さえあれば十分に可能だ。

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