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【大人の遠足】横浜・「神奈川台場跡」 地下に眠る激動の幕末遺構

星野町公園のフェンスの向こうには台場跡の石垣が見える=いずれも横浜市神奈川区(川上朝栄撮影)
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 横浜港開港翌年の万延元(1860)年、勝海舟による設計で築かれた砲台「神奈川台場」。ペリー来航を契機に、江戸湾や横浜港にやってくる外国船舶に対する防衛のために築造された。跡地は現在、横浜市の湾岸再開発エリア「横浜コットンハーバー地区」に位置し、タワーマンションが次々と建設されているが、近年の調査で、多くの遺構が地中に埋もれていることが確認された。周辺には台場跡の石垣が残るなど、往時をしのばせる遺構が点在しており、「近代日本の歴史資産」として再評価する声が高まっている。

 高層マンション群の足元に、頑丈な石垣が露出している。マンション建設時に地下から発見された神奈川台場跡で、地区内にある星野町公園(横浜市神奈川区)の隣接地で公開されている。

何気ない石垣が

 周辺を散策すると、路地裏にある何気ない石垣が台場跡で、台場の保存活動を行っている市民団体メンバーの下村誠子さんは「近代日本を築いた重要な地域の中でも、これほど生活に溶け込んでいる場所は珍しいのではないか」と語る。

 神奈川台場は、羽を広げたコウモリのような形をしていることから通称「コウモリ台場」とも呼ばれ、欧州の城などをモデルにして造られたとされる。実際は星形の形状で、この形の台場は「五稜郭」(北海道函館市)の台場など国内に3例しかない貴重な遺構だ。

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