産経ニュース

【原発最前線】非公開ヒアリングは「癒着」の再来? 規制委が2回に制限へ

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【原発最前線】
非公開ヒアリングは「癒着」の再来? 規制委が2回に制限へ

「東海再処理施設」の廃止措置計画について発言する原子力規制委員会の更田豊志委員長=13日午前、東京都港区 「東海再処理施設」の廃止措置計画について発言する原子力規制委員会の更田豊志委員長=13日午前、東京都港区

 原発の安全審査などの「透明性」確保を掲げる原子力規制委員会で、事務局の規制庁に対し、「(審査前に行う)『非公開ヒアリング』の数が多過ぎる」と更田(ふけた)豊志委員長から“指導”が入った。審査会合は原則公開されているが、ヒアリングは簡単な議事録のみで詳細は伏せられている。更田氏は「(事業者と)ネゴシエーション(折衝)をやっているのではとみられることは、組織の基幹に関わる」と危機感を示した。(社会部編集委員 鵜野光博)

「事業者と結託」と批判

 きっかけは、4月25日の規制委定例会合で、昨年5月2日に中部電力浜岡原発で放射性物質を含む粉状の堆積物が見つかった事案が報告されたことだった。中部電は発見当日に報道発表していたが、その原因分析と対策が規制委で議題となるまでに、約1年が経っていた。

 更田氏は内容についての議論の後、「時間がかかり過ぎだ。事業者から生の報告・説明を受け、ヒアリングを繰り返し、注文をつけ、仕上がったものをこうやって報告するというプロセスは正しいのか」と問題提起した。

 「規制庁がヒアリングを繰り返し、報告書を修正して、このように仕上がりました、と。これは規制と事業者の一体化だ。規制委側からみると、規制庁と事業者が“結託”して報告書を合格点にして持ってきました、というふうに見えてしまう」

 この案件は事故についての法令報告だったが、更田氏は原発の安全審査などの会合前に行われているヒアリングにも厳しく言及した。

続きを読む

このニュースの写真

  • 非公開ヒアリングは「癒着」の再来? 規制委が2回に制限へ

「ニュース」のランキング