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【チャイナウォッチ】香港「言論の自由」が危ない! 書店チェーンを中国政府系が支配、雑誌も廃刊

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 かつて香港で反中色の強い禁書を扱っていた「銅鑼湾書店」は、関係者5人が2015年に相次いで“失踪”する事件があり、閉店を余儀なくされた。店長の林栄基氏は、香港に隣接する広東省深●(=土へんに川)市に入ったところで中国当局に拘束された。

 林氏は16年6月に香港に戻された。また、銅鑼湾書店の親会社株主の桂民海氏はタイで失踪後、中国本土で拘束。交通死亡事故を理由とした本土での服役を終え、釈放されたものの、18年1月に再び拘束。他の3人は香港に戻っている。

 林氏は産経新聞との17年の単独インタビューで、香港での書店経営を断念して台湾に拠点を移し、言論活動を再開すると表明していた。ただ、香港の繁華街で閉ざされたままの銅鑼湾書店の扉には、中国本土の愛読家が書いたとみられる林氏への張り紙もあった。

 香港や台湾ではなく、中国本土で使われる簡体字で綴(つづ)られ、「早く帰ってきて下さい。あなたの書店の本が好きだった。林先生、またあなたと談笑できることを期待してます」と走り書きしてあった。銅鑼湾書店を訪れた中国人が、中国共産党政権の人権弾圧への批判や、中国の民主化について店長や店員らと会話していた光景が目に浮かぶ。

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 昨年秋には、中国共産党政権の内幕を伝えてきた香港の月刊誌「争鳴」と姉妹紙「動向」が同時に約40年の歴史に幕を下ろした。争鳴は1977年、動向は翌78年に香港で創刊。共産党内部の権力闘争の情報を鋭く伝えてきたことから、中国本土側ではいずれの雑誌も禁書扱いされてきた。

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