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【原発最前線】日本原燃が六ケ所村「再処理工場」を公開 ずさん点検、完成延期…核燃サイクルの未来は?

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【原発最前線】
日本原燃が六ケ所村「再処理工場」を公開 ずさん点検、完成延期…核燃サイクルの未来は?

日本原燃が公開した新型ガラス固化技術開発施設=6月8日、青森県六ケ所村 日本原燃が公開した新型ガラス固化技術開発施設=6月8日、青森県六ケ所村

 規制委から保安規定違反を指摘された原燃の工藤健二社長は「核燃料を扱う企業として、プラント全体の把握が不足していた」として、規制委の審査対応を先送りして屋内外の全設備を把握し状況を確認する「全数把握活動」を実施。工藤氏は今年4月、規制委の定例会合でその成果を強調した。窓外に見える建物の多さは、会合では大げさに思えた「全数把握活動」という命名を、ある程度は納得させる光景だった。

鬼門のガラス固化

 敷地内には、低レベル、高レベル双方の放射性廃棄物を埋設、または一時貯蔵する施設がある。低レベル放射性廃棄物埋設センターは平成4年から操業し、現在までに約30万本の200リットルドラム缶を受け入れた。原燃の担当者は「低レベル放射性廃棄物は、原発などで使われた金属が放射化(放射性物質に変化)したものだと考えていい。コバルトは半減期が5年で、50年はしっかり管理しなければならない」と話す。

 一方、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターには、将来は最終処分場に移送されるガラス固化体が中間貯蔵されている。ガラス固化体を説明するには、再処理の工程に触れなければならない。

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