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【原発最前線】日本原燃が六ケ所村「再処理工場」を公開 ずさん点検、完成延期…核燃サイクルの未来は?

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【原発最前線】
日本原燃が六ケ所村「再処理工場」を公開 ずさん点検、完成延期…核燃サイクルの未来は?

日本原燃が公開した新型ガラス固化技術開発施設=6月8日、青森県六ケ所村 日本原燃が公開した新型ガラス固化技術開発施設=6月8日、青森県六ケ所村

 日本原燃は6月8日、青森県六ケ所村で、使用済み核燃料再処理工場などの施設を報道陣に公開した。再利用可能なウランやプルトニウムを取り出す再処理工場は、国の核燃料サイクル政策の中心となる施設。原子力規制委員会の審査が大詰めを迎えているが、これまで24回もの完成延期を繰り返し、昨年には周辺施設を含めて長年点検がおろそかにされてきた実態が発覚するなど、トラブルも続いている。(社会部編集委員 鵜野光博)

「雨水侵入」現場も

 想像以上に広い。そして建物が多い。敷地内を走るバスで、窓外の景色に目をこらした。残念ながらバスからの撮影は許されていない。すでに施設では核物質が扱われているからだ。

 「工場は左から右まで約1キロ、幅は約500メートル。そして地下20メートルまで建物が入っています」と原燃の担当者は説明する。数多く見える建物は、地下でつながっているのだという。

 「左側に、黄色い作業服を着た人がいます。あのあたりの地下で雨水が浸入しました。あれが現場です」

 再処理工場では昨年8月、非常用電源建屋に雨水約800リットルが流入。これをきっかけに、施設内に一度も点検されていない“開かずの間”があったことなど、ずさんな点検体制が発覚した。

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