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【大人の遠足】千葉「加曽利貝塚」 本邦第一といわれた縄文時代の史跡

加曽利貝塚の特徴を説明する加曽利貝塚博物館学芸担当の山下亮介さん=千葉市若葉区(永田岳彦撮影)
加曽利貝塚の特徴を説明する加曽利貝塚博物館学芸担当の山下亮介さん=千葉市若葉区(永田岳彦撮影)
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 千葉市郊外の住宅地の中に現れる国の特別史跡「加曽利(かそり)貝塚」。発見当初考古学者に「本邦第一の貝塚」と言われた縄文時代の遺跡は「加曽利貝塚縄文遺跡公園」として整備され、近隣住民らの憩いの場となる一方で、多様かつ豊富な出土品が、約5000年前から3000年前の人々の暮らしを今に伝えている。

 加曽利貝塚で東京人類学会による初の発掘調査が行われたのは明治40年のこと。同調査で出た出土品や遺跡の保存状態が極めて良好だったことから、考古学者らの間で第一級の貝塚と認識されるようになった。

 これ以降、環状の北貝塚、馬蹄(ばてい)形の南貝塚の2つからなる加曽利貝塚は考古学の発展に大きく寄与してきた。出土した縄文土器は装飾や造りの特徴から「加曽利B式」「加曽利E式」と命名され、同様の土器が見つかった際に時代を特定するのに使う「土器編年」の確立に貢献している。

 大規模な貝塚に残る貝殻のカルシウム成分が土壌をアルカリ性にしており、「他の遺跡では出てこないものが、多く良好な保存状態で出土する」と千葉市立加曽利貝塚博物館の学芸担当、山下亮介さん(59)は説明する。

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