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【被害者・遺族は問う(1)】神戸連続児童殺傷事件、土師守さん(62) 「理不尽な司法」改善に誇り 「あすの会」6月解散

「真実を知りたいという訴えは続けていく」と話す土師守さん=神戸市中央区
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 約18年にわたって犯罪被害者や遺族の権利確立を訴えてきた全国犯罪被害者の会(あすの会)が3日、解散した。被害者・遺族が刑事裁判に参加し、被告人質問などができる「被害者参加制度」の実現、殺人罪などの公訴時効の撤廃…。会の歩みとともに被害者支援の法整備が進み、環境は大きく変わった。理不尽に挑んだ人たちの声を紹介する。

 《神戸連続児童殺傷事件の遺族、土師守さん(62)は平成12年、設立間もないあすの会に参加し、幹事を務めてきた》

 私の子供が命を奪われた事件は、加害男性が14歳の少年だったため情報が圧倒的に少ない状態が続きました。刑事裁判ではなく少年審判です。なぜ加害男性が事件を起こしたのか、真実を知ることが親としての責任なのに何も分からない。こんな理不尽なことはないと思いました。情報がなければ、遺族は加害男性が反省しているか、更生しているか、全く分からないのです。

 あすの会が発足し、他の事件で被害にあった家族も無念の思いを持っていることを知りました。私も、その無念をはらすために何かがしたいと思い、参加することにしました。

 《あすの会はヨーロッパ調査団を2度派遣。被害者の「公訴参加」に加え、刑事裁判で民事上の損害賠償も請求できる「付帯私訴」などを含む被害者参加制度の創設を求め、約57万人の署名を国に提出した。制度は20年末、導入された》

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