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【アメリカを読む】「反日映画」で慰安婦碑運動に走った韓国系高校生 マンハッタン対岸の町は“コリアタウン”化していた

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 ソコリッチ氏は、「情熱と知識を集結させた上、高校生たちが行ってきた尊敬すべき方法、コミュニケーションとロビー活動の能力のおかげで、われわれは今日という日を迎えられている」と発言。対立を繰り返す韓国系団体を一つにまとめた高校生たちに感謝の意を繰り返した。

 また、スピーチの後半では、露骨なまでに地元の韓国系社会に“ラブコール”を送った。フォートリーは人口約4万5000人のうち、韓国系が約4割を占め、韓国系住民は年々増え続けている。

 「この慰安婦碑は、韓国系米国人の人口が最も多い地域の指導者としての私の思いを代弁している。われわれはあなたがたに寄り添い、愛し、そして尊敬している」と感傷的に語り、「われわれは決して歴史を忘れないし、記憶にとどめ続ける」と叫んだ。

 除幕式後、地元日本人が設置に反対してきたことについて聞かれると、「韓国系の人口が多い地域の代表だ」と改めて開き直り、「この碑では、誰も特定して非難していない。敬意を表するために設置されたのだ」と反論した。

 地元韓国系にとっては長年の“悲願”だった慰安婦碑の設置。除幕式では、韓国の伝統衣装を身につけた女子生徒たちによる民族楽器の太鼓での演奏が披露されるなど、祝福ムード一色となった。それを、ソコリッチ氏ら行政関係者がうれしそうにながめ、慰安婦碑と記念撮影に収まる場面も。

 「行政関係者にとっては、慰安婦碑によって地域が一つにまとまればよいという程度にしか考えていない」。設置に反対してきた邦人の一人はこうつぶやいたが、映画の恐ろしさを感じるとともに、取材者でさえ、言い知れぬ疎外感を味わい、地域の邦人社会への心配ばかりが募った。(フォートリー 上塚真由)

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