PR

ニュース プレミアム

【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】「6・12米朝会談」の行方は? 2人の“スパイマスター”の腹の探り合い

Messenger

 北朝鮮関係者は「金正恩氏は米朝首脳会談開催で北朝鮮の体制保証を得ることが最優先、そのためには米の要求をいったん呑む」と述べる。これに対して米側の事情に詳しい研究者は「米国で北朝鮮が100%の核放棄をすると考えている専門家はほとんどゼロだ。今回は北朝鮮がどこまで譲歩するかを測る機会になる」と分析する。

「リビア・モデル」の工程表

 リビアが2003年、米国との核計画廃棄合意で実施した非核化の行程(リビア・モデル)は次のように進んだ。

 ①核弾頭、核物質、機材、関連資料などの国外搬出。これには期限がつくとみられる。リビア・モデルでは1カ月で搬出。搬出手段は米軍機、艦艇が使用され費用は米側が負担する。

 ②非核化の範囲は「すべての核物質」となる。平和利用の核物質が含まれる。また生物・化学兵器の廃棄も対象となる。

 ③核弾頭の運搬手段である長距離、中距離弾道ミサイルも廃棄の対象。リビア・ケースでは「スカッドC」だけだったが、北朝鮮の場合は大陸間弾道ミサイルから中距離ミサイルまで1000基以上になる。廃棄範囲については問題となりそうだ。

 ④核施設は当事国が申告する施設に加え、米側が「疑惑の施設」とするすべての施設についての査察を求める。

 ⑤リビア・モデルでは「テロの清算」も行った。1988年に起きたパンナム機爆破テロ(ロッカビー事件)について、リビアは責任を認め犠牲者に対して総額?億円の支払いを確約した。トランプ大統領は安倍晋三首相に米朝首脳会談で日本人拉致問題を取り上げることを明言している。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ