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【iRONNA発】日大「危険タックル」 内田前監督の「矛盾」は立証できる 高橋知典氏

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【iRONNA発】
日大「危険タックル」 内田前監督の「矛盾」は立証できる 高橋知典氏

記者会見に臨む日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(右)と井上奨コーチ =5月23日、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影) 記者会見に臨む日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(右)と井上奨コーチ =5月23日、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

 これについて、もし他の選手が内部事情を証言すれば、この発言の本来の意味が解明されるはずだ。つまり、「抽象的な指示を選手が勝手に解釈した」という状態から、「反則してでも相手選手にダメージを与えてこいという指示と選手が受け止めた」という状態に変えられる可能性が出てくる。集められた証言が、大きな力を持つのである。

 ◆大学は「安全弁」

 日大側の一連の会見では、発言内容からも法律上の責任を問われないようにする配慮が随所にあり、弁護士による法的な考察を入れて行われたものであることは間違いない。しかし、学校を守るために必要な法的手当てをしている一方で、在学生の不安やアメフット関係者、世間からの疑問や批判に対する手当てができていなかったと言わざるを得ない。

 本来、大学は指導者の暴走を収めることのできる「安全弁」であり、学生が信じる指導者の適正性を保証している。こうした結果を招いた日大経営陣は、今まで保護者や学生の声にどう対応してきたのか。選手が「危険タックル」という反則行為に出なければならなかった気持ちも分かるような気がする。

【プロフィル】高橋知典 たかはし・とものり 弁護士。昭和62年、神奈川県生まれ。明治大法学部卒。学校や子供のトラブルについて多くの相談、解決実績を有する。テレビ・ラジオなどの出演や、東京こども専門学校非常勤講師としても活躍する。

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