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【昭和天皇の87年】玉音が厳かに告げた終戦 その日、列島は涙に包まれた

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 《宜シク挙国一家子孫相伝(あいつた)ヘ 確(かた)ク神州ノ不滅ヲ信シ 任重クシテ道遠キヲ念(おも)ヒ 総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ 道義ヲ篤クシ 志操ヲ鞏(かた)クシ 誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ 世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ 爾臣民 其レ克(よ)ク朕カ意ヲ体セヨ》……

 初めて耳にする昭和天皇の声。それを国民は、涙で受け止めた。

 「熱涙滂沱(ぼうだ)として止まず。どう云ふ涙かと云ふ事を自分で考える事が出来ない」(随筆家、内田百●=ひゃっけん ●は門構えに「月」の字)

 「戦争終結をよろこぶ涙ではない。敗戦の事実を悲しむ涙でもない。余りにも大きな日本の転換に遭遇した感動が涙を誘つた」(元国務相秘書官、中村正吾)

× × ×

 このほか、当時の文筆家らは、こんな日記や手記を残している。

 「警報。ラジオが、正午重大発表があるという。天皇陛下御自ら御放送をなさるという。『ここで天皇陛下が、朕とともに死んでくれとおつしやつたら、みんな死ぬわね』と妻が言つた。私もその気持ちだつた。十二時、時報。君ガ代奏楽。詔書の御朗読。やはり戦争終結であつた。遂に負けたのだ。戦いに破れたのだ。夏の太陽がカッカと燃えている。眼に痛い光線。烈日の下に敗戦を知らされた。蝉(せみ)がしきりと鳴いている。音はそれだけだ。静かだ」(作家、高見順)

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