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【中曽根元首相100歳】果敢に未来拓いてこそ政治 「満100歳にあたり」全文

東京・日の出山荘にレーガン米大統領(右)を招待(昭和58年)
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 ■四代を生きる

 こうして満100歳という齢を迎え、正に遥けくもかな、の感を強くします。大正、昭和、平成の三つの時代を生き、明年は新天皇陛下のご即位のもとに新たな元号も始まります、新たなる時代への大いなる期待と共(とも)に四代を生きることに誠に深い感慨を覚えずにはおられません。

 私が生まれた大正は日本という国が世界に勇躍しようとする時代であり、大正デモクラシーと相俟(ま)って時代に高揚感がありました。然(しか)るに、昭和に入ると軍靴の音と共に時代は暗転してゆき、ついには太平洋戦争へと突入、あの悲劇的敗戦を迎え、正に国家存亡の危機に直面します。しかし、そのようなどん底から、我々(われわれ)は国民一丸となって世界も驚嘆する奇跡的な復興と経済的発展を成し遂げました。

 敗戦を機に政治の世界に身を投じた私自身でしたが、日本の再興再建のために日本国民と共に立ち上がり、働くことができたことはこの上ない喜びでもあります。こうした時代の変遷に100歳という自分の人生を重ね合わせれば、様々(さまざま)な思いの去来と共に万感胸に迫るものがあります。

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