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【iRONNA発】リハビリ難民 西城秀樹さん死去に思う脳梗塞の現実 上昌広氏

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 もちろん、自費リハビリにも問題はある。それは費用だ。「脳梗塞リハビリセンター」の1日あたりの費用は1万5千円。これだけの費用を長期間にわたって負担できるのは、一部の富裕層に限られるだろう。

 また、安全性についても検証が必要だ。今後、民間リハビリの市場が拡大すれば、低レベルの業者が参入するからである。脳梗塞の新規発症者は年間に25万人。高齢化が進むわが国で患者はさらに増える。この結果、リハビリの需要は急増する。ところが、リハビリの提供体制は脆弱(ぜいじゃく)だ。どうすれば、リハビリを受けることができるか、お上頼みではなく、社会で議論し、新しい仕組みを作っていかなければならない。自費リハビリは、まさにその一例である。

【プロフィル】上昌広

 かみ・まさひろ 医療ガバナンス研究所理事長、医学博士。昭和43年、兵庫県生まれ。平成11年、東大大学院医学系研究科博士課程修了。虎の門病院、国立がんセンターで造血器悪性腫瘍の臨床と研究に従事。28年4月、医療ガバナンス研究所を設立した。近著に『病院は東京から破綻する』(朝日新聞出版)。

 iRONNAは、産経新聞と複数の出版社が提携し、雑誌記事や評論家らの論考、著名ブロガーの記事などを集めた本格派オピニオンサイトです。各媒体の名物編集長らが参加し、タブーを恐れない鋭い視点の特集テーマを日替わりで掲載。ぜひ、「いろんな」で検索してください。

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