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【佐藤綾子のパフォーマンス講座(30)】ジャパネットたかた創業者、高田明氏と能楽者・世阿弥の巻 経営に美学を据えよ 「初心忘るべからず」の真の意味とは

通販大手「ジャパネットたかた」前社長の高田明氏
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 《パフォーマンス学の権威として知られる佐藤綾子氏が、「リーダーたちに学ぶ伝え方」として、各界の第一線で活躍するリーダーの所作を通じ、社内でのプレゼンテーションや営業トークといったビジネスの現場で役立つテクニックを伝授します。産経ニュースへの特別寄稿です》

仕事に美学のある人

 3月27日、通信販売大手ジャパネットたかた創業者、高田明氏(69)が「高田明と読む世阿弥」(日経BP社)という書籍を出し、さっそく読んでみました。まず思ったのは「ああ、あのときから全くぶれていないなあ」という感動でした。

 あのときとは15年ほど前、長崎県佐世保市の本社で講演した後、市内の高田さんの大きなご自宅で夕食を頂き、5時間激論したテーマが「世阿弥」だったのです。世阿弥の美学の中でも「花伝書」に代表される花の思想がテーマでした。ただ若くて力任せに咲かせる「時分の花」ではなく、その折々の環境や観客の状況を吟味しながら咲く「真の花」。

 あの高い声でそれぞれの対象者にピタリの解説文をなるべく少ない言葉でイメージが浮かぶ言葉遣いでMCをする高田社長のことを知らない人はいないでしょう。けれど、根底に世阿弥の花伝書「花鏡(くわきょう)」など能楽の知識が生かされていることを知っている人は多くないはず。今年の売り上げ目標を明示している経営者は多いのですが、その中に美学がある人がどれだけいるか。高田氏の美学は花伝書であり、世阿弥のすべての能楽書に共通する能の考え方です。

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