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【志らくに読ませたい らく兵の浮世日記】真夜中の公園で落語の稽古 「○○中」と同情した心優しき少年たち

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 落語の稽古の仕方は落語家それぞれだろう。私は近所の公園でブツブツしゃべる派です。しかもきまって夜中。今年の2月は「子別れ」という落語の稽古をしておりました。吉原で遊んで帰ってきた大工の熊さん。夫婦げんかの揚げ句、おかみさんが子供を連れて出て行ってしまう。心を入れ替えた熊さんは一生懸命仕事に励み、ある日のこと、生き別れた子供とばったり出くわす。さてそれからどうなるか、という落語。

 独演会のネタおろしも間近、私は真夜中の公園でひとり、「子別れ」を熱演しておりました。あの時、そばで聴いていた黒猫には木戸銭を請求したい。

 噺が盛り上がってきたちょうどその頃、だだっ広い運動公園のはるか向こうの方から、6、7人の人影が近付いて参りました。

 あとで分かったのですが、彼らはいわゆる暴走族でした。先頭に立っている若者は髪を真っ赤っ赤に染め上げ、後ろにいる少年は、十徳ナイフをチャカチャカ、チャカチャカ。いや、バタフライナイフか。あんまり缶切りで人は襲わない。

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