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【原発最前線】審査打ち切り危機の「東海第2原発」に“明日”はあるか 規制委の視察ルポ

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「状況変わってない」と規制委

 午後3時半から山中氏は報道陣の取材に応じた。この日の調査の主眼だった運転延長については特別点検や対策を評価したものの、審査の見通しについては「11月までに間に合うか、非常に危機感を持っている」と改めて厳しい見通しを示した。

 東海第2が再稼働するには、11月27日までに「3つの合格」を得る必要がある。1つは新規制基準への適合を示す「設置変更許可」。通常の原発で合否が話題になるのはこれだ。さらに東海第2固有の事情として、40年を超える「運転延長認可」。この認可に関わる審査は施設の詳細設計についての「工事計画認可」を前提としている。規制委が危機感を持っているのは、工事計画認可の手続きが遅れていることだ。

 原電は工事計画認可に必要な実証試験を現時点で終えていない。山中氏は4月の規制委定例会合で「原電の審査対応は極めて遅い。サボタージュとさえ感じられる」と異例の表現で批判。「4、5月を超えて回答がない場合には、審査の継続そのものを考えていただく」とまで踏み込んだ。現地調査後にも「状況は変わっていない。1カ月がたっているので、いっそう危惧が増した」と述べた。

 更田(ふけた)豊志委員長も5月9日の定例会見で「場合によっては大きな判断をせざるを得ない」と審査打ち切りの可能性に言及。「6月上旬がポイントになる」と述べ、原電にこの時期までに安全性を立証するデータを示すよう求めた。

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