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【原発最前線】審査打ち切り危機の「東海第2原発」に“明日”はあるか 規制委の視察ルポ

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【原発最前線】
審査打ち切り危機の「東海第2原発」に“明日”はあるか 規制委の視察ルポ

東海第2原発の火山灰対策について説明を受ける原子力規制委員会の山中伸介委員(中央)=5月11日、茨城県東海村(代表撮影) 東海第2原発の火山灰対策について説明を受ける原子力規制委員会の山中伸介委員(中央)=5月11日、茨城県東海村(代表撮影)

 日本原子力発電は5月11日、東海第2原発(茨城県東海村)で、原子力規制委員会による現地調査の様子を報道陣に公開した。11月27日に運転40年を迎える東海第2は、この日までに規制委の審査にすべて合格しなければ再稼働できず、廃炉となる。審査は予定より後にずれ込んでおり、予断を許さない状況だ。今後が注目される東海第2をルポする。(社会部編集委員 鵜野光博)

40年目前も「生きた原発」

 「ここに約2200体の燃料が入っています。使用済みは1250体。中で光っているのが新燃料ですよ」

 使用済み燃料プールの水は青く澄み、目をこらすと、中で四角形の燃料体がいくつも並んでいる様子が見えてくる。どれが新燃料なのか、記者には分からない。ここは東海第2の原子炉建屋6階にあるオペレーティングフロア(オペフロ)。見学中、今年2月に取材した東京電力福島第1原発3号機のオペフロのことを思い出していた。

 原子炉の直上にあるオペフロでは通常、燃料交換機を使った作業などが行われている。福島第1では防護服と顔を覆う半面マスクを身につけ、滞在時間は30分程度に限られた。建屋の水素爆発によって高線量のがれきがフロアに散乱し、炉心溶融(メルトダウン)で放射性物質のガスが一時充満したためだ。使用済み燃料プールの一部にはがれきが沈み、水は濁っていた。

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