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【チャイナウォッチ】本場・中国に「中華そば」で殴り込み 山形の老舗製麺会社、売りは健康・安全・うまさ

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【チャイナウォッチ】
本場・中国に「中華そば」で殴り込み 山形の老舗製麺会社、売りは健康・安全・うまさ

上海市内の大手百貨店「久光」のデパ地下で山形県から直輸入した日本製「乾麺」を実演販売する昭和製麺(本社天童市)の小川義宏社長(中央)。食塩を使わない高度な製法や、自然な野菜成分を加えた「野菜麺」が中国でも人気を集め、試食した地元客は争うように購入していった(3月31日、河崎真澄撮影) 上海市内の大手百貨店「久光」のデパ地下で山形県から直輸入した日本製「乾麺」を実演販売する昭和製麺(本社天童市)の小川義宏社長(中央)。食塩を使わない高度な製法や、自然な野菜成分を加えた「野菜麺」が中国でも人気を集め、試食した地元客は争うように購入していった(3月31日、河崎真澄撮影)

 所得の向上やライフスタイルの変化で「食」の幅が広がってきた中国。文政年間(1818~30年)に創業した山形県天童市の製麺会社が、この市場への挑戦を続けている。とりわけ訪日経験のある中国の消費者は「日本製の食材」にこだわる傾向がある。200年近い伝統をもつ日本の製麺会社。食塩や着色料など添加物を使わない特殊製法と中国市場向けの独自商品を携え「健康」「安全」の食を13億人に訴えている。 (上海 河崎真澄)

健康志向が後押し

 「この野菜の麺、うちの両親と子供に食べさせたいわ」。上海市内の大手百貨店「久光」の食品売り場で乾麺を試食した30代の上海人女性は、こう言って目を輝かせ、「野菜麺」を5束まとめて購入した。女性は東京、大阪以外にも札幌や仙台などへの訪日観光経験があるという。実演販売では認知度を高めるため、1束約20元(約360円)で販売し、このデパ地下だけで1日に200束以上が飛ぶように売れたという。

 山形県の昭和製麺が宮城県塩釜市の商社、東源物産や上海市の商社、東銀来と共同開発した中国向けの商品だ。乾麺に野菜の成分を加え、ニンジン、カボチャやほうれん草など6種類の味がある。麺を乾燥させる製造工程で、通常は必要とされる食塩の添加を行わない独自の技術が売りだ。

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