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【野口裕之の軍事情勢】北朝鮮を交渉のテーブルに着席させたのは外務当局にあらず 諜報機関だった!

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【野口裕之の軍事情勢】
北朝鮮を交渉のテーブルに着席させたのは外務当局にあらず 諜報機関だった!

5月10日、首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で北朝鮮に解放された米国人3人を出迎え、報道陣の前で話すトランプ米大統領(AP=共同) 5月10日、首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で北朝鮮に解放された米国人3人を出迎え、報道陣の前で話すトランプ米大統領(AP=共同)

 コリア・ミッションセンター設立が発表された当時のCIA長官はマイク・ポンペオ現国務長官。国務長官就任の4週間前、北朝鮮に自ら乗り込み、朝鮮労働党の金正恩委員長と会談している。米朝首脳会談で提示される条件を探る動きだったのだろうが、国務省東アジア政策担当の高官は随行させなかったらしい。

 ポンペオ氏の訪朝前後でも、ジュネーブ(スイス)&オスロ(ノルウェー)&モスクワ&平壌…などで、CIA幹部や密命を受けた特使(CIAのOB)が北朝鮮諜報機関と極秘協議を続行したもようだ。ポンペオ氏自身が訪朝の20日前、米CBSテレビのインタビュー番組で、CIAと北朝鮮を結ぶ極秘チャンネルの存在を認めてもいる。

 さらに、2月の韓国・平昌五輪では、出席したマイク・ペンス米副大統領と北朝鮮のナンバー2である金永南・最高人民会議常任委員長との会談も計画されていた。北朝鮮側の都合で幻に終わったが、ペンス氏側の同席予定者は国務省高官ではなく、CIA高官だったと観測されている。

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 かくして、米国と北朝鮮の極秘交渉は外務省系ではなく、《リビア方式》を手本に諜報機関系の活躍で前進する傾向が濃厚となった。もっとも、駆け引きにたけ、脅しのテクニックも学習する諜報機関員の投入は対北外交全体の潮流と化している。

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