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【いまも飛ぶ大戦機】究極の航空レシプロエンジン対決、空冷星型vs液冷V型

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 第二次大戦集結から、実に四半世紀が経過した1969年7月17日、航空史上最後となるレシプロ戦闘機同士の空中戦が展開された。第二次大戦とは無縁の地、南米のエルサルバドルとホンジュラスが戦った、通称“サッカー戦争”でのことである。

最優秀戦闘機の誉れも高いノースアメリカンP-51Dマスタングは、傑作液冷V型エンジン・パッカードV-1650-7マーリンを搭載。後方はロールスロイス製同エンジンを搭載するスーパーマリン・スピットファイアMk.Ⅸbだ(Photo:Atsushi
最優秀戦闘機の誉れも高いノースアメリカンP-51Dマスタングは、傑作液冷V型エンジン・パッカードV-1650-7マーリンを搭載。後方はロールスロイス製同エンジンを搭載するスーパーマリン・スピットファイアMk.Ⅸbだ(Photo:Atsushi "Fred" Fujimori)
レシプロ戦闘機最後の空中戦で勝者となったのが、折れ曲がった主翼が特徴的で空冷星型エンジンを搭載したヴォートF4U-5コルセアだ。この機体はグッドイヤー社がF4U-1Dをライセンス生産したFG-1Dコルセアである(Photo:Atsushi
レシプロ戦闘機最後の空中戦で勝者となったのが、折れ曲がった主翼が特徴的で空冷星型エンジンを搭載したヴォートF4U-5コルセアだ。この機体はグッドイヤー社がF4U-1Dをライセンス生産したFG-1Dコルセアである(Photo:Atsushi "Fred" Fujimori)

 結末はホンジュラス空軍のF4U-5コルセアが、エルサルバドル空軍のFG-1Dコルセア2機とF-51Dマスタング1機を撃墜する一方的な勝利で終わった。ちなみに両国空軍は、ともにアメリカから供与された航空機が主要装備だったので、敵味方同機種の『コルセア対コルセア+マスタング』という、何とも奇妙な空中戦が展開されたのだ。

 この空中戦にも象徴されるように、戦闘機のレシプロエンジンは、冷却方式と気筒配列によって、空冷星型と液冷V型に大別できる。そして、どちらのエンジン型式を採用するかは、各国の戦術思想や地政学などで決まるのだ。

レストア作業中のF4U-4コルセア。エンジン直径で胴体断面積が決まる空冷星型の特徴がよく解る。搭載するP&W R-2800-18Wダブルワスプは、水メタノール噴射装置を装備して2,100馬力+αを絞り出す(Photo:Atsushi
レストア作業中のF4U-4コルセア。エンジン直径で胴体断面積が決まる空冷星型の特徴がよく解る。搭載するP&W R-2800-18Wダブルワスプは、水メタノール噴射装置を装備して2,100馬力+αを絞り出す(Photo:Atsushi "Fred" Fujimori)

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