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【プロジェクト最前線】「踊る宝石」輝き絶え間なく 山梨のクロスフォー社開発「ダンシングストーン」

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【プロジェクト最前線】
「踊る宝石」輝き絶え間なく 山梨のクロスフォー社開発「ダンシングストーン」

「ダンシングストーン」のネックレス 「ダンシングストーン」のネックレス

 「原石の輸入販売だけでは厳しい。新たな市場を創出しなければ…」

 メーカーとしての挑戦は、ここから始まった。

 ジュエリーの研究開発に乗り出した土橋氏。特に留意したのは差別化だ。他社がやっていないこと、新しいものを作らねばならなかった。そうしなければ、創業以来原石を購入してもらってきた顧客と競合してしまう上、価格競争にも巻き込まれてしまう。企業の存続をかけた商品開発。期間は3年にも及んだ。

 こうして11年、独自に46面体カット「クロスフォーカット」を発明。13年に特許を取得した。このカットは光の反射による効果で宝石の中にクロス(十字)のデザインが浮かび上がる。その独自性が評価され、名実ともにメーカーとして歩み出すことになった。

 14年には社名も「クロスフォー」に変更した。「独創性で新たな市場を創出したい」。その強い思いは22年に開発したダンシングストーンで大きく花開いた。

 鋭利にとがった接合部を持つ丸環でぶら下げた宝石は、人間の呼吸や鼓動といったわずかな動きにも反応。付けている限り動き続ける。動き続けることで光を反射し続け、これまでになくキラキラと輝くジュエリーという開発目標が達成された。この開発は25年に特許を取得。商品はヒットを続け、29年7月には東京証券取引所の新興企業向け市場ジャスダックへの上場も果たしている。

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