PR

ニュース プレミアム

【経済インサイド】リストラ、新サービス…「ペーパーレス化」にあえぐ複合機各社のかつてない“試練”

Messenger

 富士フイルムホールディングス(HD)も1月、米複写機大手ゼロックスを買収し合弁子会社の富士ゼロックスと経営統合させると発表。業務効率化のため富士ゼロックスの従業員1万人を削減し、生産拠点の統廃合も着手する。一連の構造改革で事業環境の悪化に対応する構えだ。

 一方、新規サービス開発に活路を見いだす動きも強まっている。富士ゼロックスは4月から先端技術を駆使した新サービス提供に乗り出した。手書き文字を含む紙の書類を複合機のスキャン機能でデータ化、人工知能(AI)で整理・保管するといった複数のサービスを始め、オフィスの業務効率化支援を新たな収益源に育てる考えだ。障害者が使いやすいユニバーサルデザインの複合機も展開する。

 コニカミノルタも事業の多角化を急ぐ。昨年、官民ファンドの産業革新機構とともに、遺伝子分析によるがん診断を手掛ける米アンブリー・ジェネティクスを共同で買収した。同社のM&A(企業の合併・買収)では過去最大の約900億円となる大型買収で、これをテコにヘルスケア分野を、複合機に次ぐ収益の柱に育成する狙いだ。

 ただ、これらの取り組みが奏功するかは予断を許さず、複合機各社はかつてない“試練”に直面している。(経済本部 柳原一哉)

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ