PR

ニュース プレミアム

【野口裕之の軍事情勢】北朝鮮の核実験場は使える? 使えない?

Messenger

 以上は筆者も考えつく。が、ここより先は、視点をわずかながらずらした考察だった。

 「そもそも、金正恩(氏)が核実験&ICBM発射実験の中止+核実験場廃棄を言い出したのは、6月上旬までに予定される米朝首脳会談にこぎつけたいからだ。坑道が核実験に使えるか、使えないかは、あまり意味を持たない。米朝首脳会談の結果次第で、核実験に使えれば、今後も継続使用するだけ。使えなければ、米朝首脳会談決裂を確信した時点で戦争を覚悟し、北朝鮮国内の別の山中に核実験場を建設。核弾頭の小型化や大気圏再突入など、残り少ない大詰めの最終実験を急ぐだけだ」

 民主主義国家とは全く違う思考回路を有する北朝鮮や中国の出方を探る過程で「異なるベクトル」を描く複数情報に接すると、許容範囲を超えて整合性がとれず、分析の振幅も合理性の許容範囲を超える。「異なるベクトル」に一定の判定はもちろん、仮説すら打ち出せぬ場合、自らの能力を正視し、いずれにも備えるべし。そんな安全保障の要諦を改めて学習したと、深く感じた次第。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ