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【野口裕之の軍事情勢】北朝鮮の核実験場は使える? 使えない?

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 豊渓里核実験場は万塔山の地下に存在するが、中国トップレベルの理系大学・中国科学技術大学の研究チームも当初、実験場は2017年9月の過去最大規模だった6回目の核実験の爆発で《山中に空洞が生じ、山は崩落。地下核施設が使用不能となった》との論文(要約)を、英語版と併せてネット上で公表(4月23日)した。《核実験場廃棄》などを決定した朝鮮労働党の中央委員会総会(4月20日)直後の公表だった。

 研究チームによれば、過去最大規模の核実験で、山は地中の空洞に吸い込まれるように、ほぼ垂直に440メートルも崩落した。核実験当時、豊渓里付近を震源に頻発した地震の地震波を1972カ所の観測所でとらえ、それらのデータなどを詳細に分析。《崩落に伴う放射物資が漏れているのか、継続して測定する必要がある》と、極めて高い危険性を警告した。崩落の規模も観測所数も、実に具体的だった。

 ところが、いつの間にか閲覧・検索が不可能になった。筆者が参加する研究会のメンバーの一人は「4月27日に行われた南北首脳会談のタイミングだった」と記憶をたどった。

 中国共産党によるネットの閲覧・検索妨害は「消臭剤」だと思っていれば間違いない。中国化学技術大学の研究チームの論文が「臭いモノ」であり、中国共産党が「ふたをした」のなら、論文は事実を逆に証明したことになる。

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