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【阿比留瑠比の極言御免】国会は国民の権利を奪うのか 憲法改正の時機を失っては悔やみきれない

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【阿比留瑠比の極言御免】
国会は国民の権利を奪うのか 憲法改正の時機を失っては悔やみきれない

衆院本会議で答弁する安倍晋三首相=4月27日午後、国会(春名中撮影) 衆院本会議で答弁する安倍晋三首相=4月27日午後、国会(春名中撮影)

 自民党は昭和30年の結党以来、憲法の自主的改正を「党の使命」として掲げてきた。昨年10月の衆院選公約でも憲法改正をうたっている。にもかかわらず、改憲に向けた動きは遅々として進まず、活性化しているようにも見えない。極論すれば、自民党に政権を負託した有権者への背信行為だともいえる。

 「国を守るために、国民の命を守るために命をかける自衛隊について憲法に明記することは、安全保障の基本だ」

 安倍晋三首相(党総裁)は先月の産経新聞のインタビューでこう訴えた。北朝鮮情勢は今後の米朝首脳会談次第でどう転ぶか分からない。中国の軍事力を背景とした膨張主義も歯止めがない。自衛隊がなければ、日本が立ち行かないのは明らかだ。

 ところが、そんな厳しい安保環境のまっただ中にあって、自衛隊は憲法に一文字も記されないままで、ただ政府の憲法解釈によって存在が認められている。読売新聞が3月から4月にかけて実施した調査でも、憲法学者の半数超が自衛隊は「違憲」だと回答するありさまなのである。

 いつまで自衛隊を、こんな不安定で不正常で不遇な立場に放置しようというのか。これを政治の怠慢と言う。審議拒否という名の長期休暇を満喫中の野党6党とそう選ぶところはない。

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