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【外交安保取材】防衛協力で囲い込み 中国の南シナ海拠点化 装備品移転協定拡大中

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 一方で、中国の海洋進出の脅威は日本が接する東シナ海でも深刻さを増しており、日本は、より近海の東シナ海に防衛の比重を置かざるを得ない。

 南シナ海周辺国への装備品移転を強化する背景には、沿岸国の海上監視能力を高めることで「少しでも中国との勢力を均衡させたい」(日本政府関係者)との思惑もある。

 とはいえ、インフラ開発を中心とした経済圏構想「一帯一路」を推進する中国の資金力は東南アジア諸国にとって魅力的で、中国との対立が先鋭化することは避けたいのが本音だ。

 フィリピンとの防衛装備品移転協定に署名してからTC90の無償譲渡が実現するまでには2年の月日を要した。有償であれば、装備品一つとっても東南アジア諸国には大きな買い物で、無償協力であったとしても、自衛隊にとって不要になったものと譲り受ける側のニーズが必ずしも合致するわけではなく、装備品の移転には時間がかかることも課題だ。 (政治部 大橋拓史)

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