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【外交安保取材】防衛協力で囲い込み 中国の南シナ海拠点化 装備品移転協定拡大中

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 28年2月に協定に署名したフィリピンとの間では昨年3月、海上自衛隊の練習用航空機「TC90」2機を貸与した。防衛装備品移転協定に基づく他国への自衛隊機の貸与はこれが初めてで、同年5月には改正自衛隊法を成立させ、装備品の無償譲渡も可能になった。

 今年3月に「TC90」3機の無償譲渡を実現させ、貸与していた2機も無償譲渡に切り替えた。さらに日本政府は装備品の移転だけではなく、パイロットの訓練や装備品の整備支援といった能力構築支援(キャパシティ・ビルディング)もあわせて行っており、受け入れ国との関係強化も図っている。

 外務省幹部は「日本にとっては不要となった練習機でも、フィリピンにとっては哨戒機のようなものだ」と話し、南シナ海沿岸国へのさらなる装備品移転に意欲をみせる。

 1992年に米軍がフィリピンから撤退して以降、間隙を突くように中国は南シナ海で勢力圏を確立した。日本にとって重要な海上交通路(シーレーン)である南シナ海の不安定化は、日本の戦略的利益にかかわる問題だ。

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