PR

ニュース プレミアム

言葉の壁とメディアのプロパガンダ合戦 映画「ビハインド・ザ・コーヴ」の八木景子氏寄稿(中)

Messenger

 海外に事業展開する日本企業のほとんどは捕鯨を支持すれば、反捕鯨派から不買運動が起こるリスクがあり、この問題に直接的に関わるのを避けてきた。映画業界でも例外ではなかった。私の作品も当初は配給会社も海外セールスもつかなかった。自ら海外マーケットに売りに行き、なんとかして海外の方々に見てもらおうと奮闘した。

 素人の私に、業界関係者とコンタクトを取るノウハウは全くなかった。映画祭での上映手続きや、世界から集まるバイヤーへのアポイント取りなど、体当たりで取り組んだ。いま振り返ると無謀だったが、2016年5月には、フランスのカンヌ国際映画祭にも出向き、作品を売り込もうともした。

 カンヌでは、シー・シェパードの創立者、ポール・ワトソンに出会える機会があった。彼は映画祭の期間中、世界中のメディアを集めて、日本の捕鯨を批判する映画製作のプロモーション活動を行っていた。捕鯨問題の解決に少しでも尽力しようと、暗中模索の中で苦しんでいた私にとって、彼に会えたことは進むべき一つの灯火を見つけたような気がした。彼は世界中に信者がいて、影響力も大きい。今後、最も話し合いを深めていかなくてはいけない相手との面会に意義深いものを感じた。

続きを読む

関連ニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ