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【大人の遠足】とんとこ飴を口に含みながら~門前町に響く軽快リズム 川崎大師

川崎大師の山門をのぞむ仲見世通り。たくさんの観光客でにぎわっている=3月28日、川崎市
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 トントコトントン…。情緒漂う寺社の門前町に、リズミカルで小気味よい音が響き渡る。毎年300万人もの初詣客が訪れることで有名な川崎大師(平間寺)だが、一帯の魅力はお正月だけにとどまらない。名物「とんとこ飴(あめ)」もその一つ。山門に続く約100メートルの仲見世通りには5軒の飴店があり、店先で飴を切る実演販売を行っている。

培われた職人技

 トントコという軽快なリズムは、飴を切る際に包丁がまな板に当たる音だ。売り子の女性の「できたて、切りたての飴はいかがですかー」という明るいかけ声が、街並みの風情に彩りを添えている。

 仲見世通りの老舗飴店「松屋総本店」によると、とんとこ飴の発祥は明治初期の東京・深川だという。創業家の店主が昭和初期に川崎に店舗を構え、一族がそれぞれの屋号を用いて広めていった。飴切り職人、田中啓太さん(33)は「全国的にも珍しい、川崎観光の見どころの一つです」と話している。

 とんとこ飴は水飴を練って空気にさらすことで、透明から白に色が変わる「さらし飴」と呼ばれるものだ。ソフトキャンディーのようにやわらかいため、パッケージに書かれている通り、いきなりかまずに口の中で温めることが、おいしく食べるポイントだ。舌に乗せると溶け始め、口の中に水飴の甘さと懐かしい香りが広がっていく。

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