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【野口裕之の軍事情勢】シリア攻撃に秘めた米軍の北朝鮮防空網向け「威力偵察」

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 果たして、シリア国内に所在する化学兵器の研究開発施設&貯蔵施設などに対し、米英仏軍は艦艇や攻撃機に装備した巡航ミサイル105発で攻撃し、全弾命中を果たした。ところが、ロシア・シリア軍はS300やS400のミサイルで迎撃しなかった。米軍の“威力偵察”は「音無しの構え」を貫いたシリア駐留ロシア軍にいなされた可能性は否定できない。

 迎撃ミサイル発射の封印が事実とすれば、ロシアは自国製兵器の性能秘匿は言うに及ばず、朝鮮半島における中国の影響力復活を憂い、S300改良型を配備する北朝鮮にも恩を売ったことなる。

 もう一つ、米軍が北朝鮮有事を濃厚に意識し、投入した兵器がある。米海軍協会ニュースは《複数のB-1B戦略爆撃機も攻撃に参加した》と伝える。仮に、B-1Bが発射したステルス巡航ミサイルが過去に使用されていない種類であれば、シリア攻撃に隠された新兵器の「性能試験」「演習」といった側面が浮かび上がってくる。

「第2次キューバ危機」回避か?

 もちろん、断定はできない。シリアのアサド政権を支えるロシアは「米軍巡航ミサイル71発の撃墜」を主張。アサド大統領も「旧ソ連製の防空兵器が迎撃に有益だった」と語る。だが、米側は「シリア軍の地対空ミサイル40発の発射は攻撃終了後。ロシア軍の防空システムは作動しなかった」と反論した。

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