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【昭和天皇の87年】激高する軍部 天皇は「至極冷静に」対応した

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 なぜアメリカは、日本側が受け入れがたい回答をよこしたのか。

 実は、日本からのポツダム宣言受諾電報について米大統領ハリー・トルーマンが側近らと協議した際、陸軍長官ヘンリー・スチムソンと軍事顧問ウィリアム・リーヒーは国体護持の条件を承認すべきだと主張した。これに対しバーンズが、日本側が持ち出した条件を受け入れる形はとりたくないとして、自らペンをとって回答文を起草したのだ。

 バーンズは、日本への原爆投下を強く主張した人物としても知られている。

 この回答に、果たして抗戦派は激高した。参謀総長と軍令部総長がそろって参内し、昭和天皇に受諾拒否を求めたのである。

 以下、『昭和天皇実録』が書く。

 《(8月12日)午前八時四十分、(昭和天皇は)御文庫において参謀総長梅津美治郎・軍令部総長豊田副武(そえむ)に謁を賜い、当面の作戦につき奏上を受けられる。また両総長より、サンフランシスコ放送を通じて入手のバーンズ回答の如(ごと)き和平条件は断乎(だんこ)として峻拒(しゅんきょ)すべきであり、統帥部としては改めて政府との間に意見の一致を求め、聖断を仰ぎたき旨の奏上を受けられる》(34巻39~40頁)

 バーンズ回答では国体護持が危うい、もはや徹底抗戦しかないという、両総長の憤慨ぶりが伝わってくるようだ。

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