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【経済インサイド】神戸製鋼の立て直しに水を差す「米中貿易摩擦」 いばらの道歩む新社長

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 昭和56年に入社し、20代を鉄鋼部門で過ごした後は、大型圧縮機などを手がける機械部門を中心に歩んだ。神戸製鋼は、傘下に鉄鋼やアルミ・銅、建設機械などの多くの事業を抱えているが、機械はいわば「非主流」。同部門の出身者が社長になるのは100年を超える歴史で初めてだ。

 社長に最も近い副社長は山口氏を含めて4人いたが、金子明氏(63)は最も多く不正に手を染めていたアルミ・銅事業の担当で、川崎氏とともに辞任。尾上善則氏(62)は川崎氏と同期で、やはり担当する鉄鋼部門が不正に手を染めた。梅原尚人氏(63)は、品質担当やコンプライアンス(法令順守)担当として責任があった。機械部門でも不正はあったとはいえ、数は少なく、山口氏は最も“無傷”に近かった。

 下馬評では、経営企画担当の水口誠専務執行役員(58)や神鋼商事の森地高文社長(59)=元神戸製鋼専務執行役員=が有力視されたが、同社には取締役しか社長になれない内規がある。このため、山口氏以外に選択肢はなかったともささやかれる。

 ただ、山口氏の評価は高い。平成29年には、同社で過去最高となる約130億円を投じ、スウェーデンの大型プレス装置メーカー買収をまとめ上げた。非主流部門出身とはいえ、経営企画担当として川崎氏を補佐した経験もある。実際、川崎氏からは「本社と事業部門を経験している人間がいい」と説明されたという。

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