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【衝撃事件の核心】西部邁さん自殺2人逮捕、衝撃の展開 社会的にも議論

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【衝撃事件の核心】
西部邁さん自殺2人逮捕、衝撃の展開 社会的にも議論

西部邁さん 西部邁さん

巻き起こった議論

 西部さんは自書で「自然死といわれるものの実態は『病院死』にすぎない」と述べ、「自裁死」の意思があることを明かしていた。だからこそ、その死の当初から、親交のあった関係者らからは「知識人としての矜恃(きょうじ)を示した」「決断を受け入れる」などとの肯定的な評価がなされた。一方で、「残される側のことを考えておらず、身勝手だ」などと否定的な声が一部であったことも事実だ。

 自殺幇助が明らかになると、ワイドショーやインターネット上などでさらなる議論が起きた。「いくら親しくても、家族のいる相手に違法行為を手伝わせるべきではなかった」「それでも西部さんの意思に殉じた2人は立派だ」「西部さんは2人が罪に問われるとは想定していなかったはずだ」「2人は断れなかったのではないか」-などだ。

 西部さんが自身の死の影響をどこまで考えていたかは分からない。しかし、その自殺が「安楽死」の認められていない日本で、自分の命への向き合い方について議論を呼び起こし、人々を考えさせるきっかけとなったことは確かだ。それこそが、あらゆる価値が相対化されていく日本の行く末を憂えていた西部さんが最後にわれわれに残してくれたものかもしれない。

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