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【原発最前線】再処理工場「改善」は本物なのか 原燃に辛辣な規制委

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 伴信彦委員は「今回、施設・設備を徹底的に点検されたこと自体は基本の『き』であり、非常に重要なことではあると思う」と述べた上で、「目に見えない組織のあり方や安全文化の問題をどこまで掘り下げることができたのか」と質問。工藤氏は「現場の『気づく力が弱い』といった問題を、経営層が気づかずにしっかりした手を打てなかったことが大反省としてある」などと説明した。

「あきれたトラブル」なくせるか

 更田(ふけた)豊志委員長は「あきれてしまうような要因によるトラブルが繰り返されないことが最も重要だ」と指摘。「今回の改善に向けた取り組みは、規制以前の問題を多く含んでいる。非常に重要な施設の隣の部屋に水がたまっているのに気づかない、見ていたのは別の部屋だったというたぐいのことが繰り返されると、実施主体としての疑いを招いてしまう」と述べた。

 「実施主体としての疑い」という言葉は、やはりトラブル続きだった高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を想起させる。規制委は平成27年、日本原子力研究開発機構にもんじゅを運営する資格がないとして、運営主体を変更するよう文部科学相に勧告。政府は28年12月に廃炉を決定した。使用済み核燃料から再利用可能なウランやプルトニウムを取り出す再処理工場は、もんじゅと同様に核燃料サイクル政策の重要施設であるだけに、規制委の信頼を失うことは原燃にとって致命傷となる。

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