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音楽文化の発展か衰退か JASRACが音楽教室での著作権料徴収開始 月謝の値上げは?

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音楽文化の発展か衰退か JASRACが音楽教室での著作権料徴収開始 月謝の値上げは?

 女性は「バッハやベートーベンといった著作権の切れたクラシックやJASRACに信託していない楽曲だけを教えることはできる」とした上で、子供の習い事としてだけでなく大人の学び直しの場としても音楽教室が人気であると指摘し、「流行のドラマの主題歌、思い出の歌謡曲を弾けるようになりたくて門を叩く生徒は多くいる。生徒の弾きたいという意欲に応えられなければ、習おうとする人が減り教室が衰退してしまう」と危惧する。

 著作権法に詳しく、現役ピアニストとして国際コンクールでの入賞経験も持つ橋本阿友子弁護士は、「権利保護と公正な利用のバランスを図ることが重要で、激しい権利主張にはリスクがある。保護をしすぎて著作物が使われなくなれば、作曲家らに著作権料が行き届かなくなるばかりか、文化の発展さえ阻害しかねない。ただ、最終的には司法の判断に委ねるしかないのではないか」と話している。

 ■JASRAC

 一般社団法人日本音楽著作権協会(Japanese Society for Rights of Authors, Composers and Publishers)の英語略称。昭和14年に設立された日本最大の著作権管理団体で、国内外の楽曲約350万曲の著作権を管理する。楽曲の利用者から著作権料を徴収し、作曲家、作詞家らに分配している。平成27年度の年間徴収額は1117億円だった。

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